適応障害とうつ病の違いが知りたい【ストレスと軽減させる】

病名の違いから治療を検討

レディ

相違点を理解し適切に治療

適応障害とうつ病は、似通った自覚症状を伴うことから違いが分かりにくいという声があります。そこで、厚生労働省で公表しているガイドラインをヒントに病気の違いを区別しましょう。適応障害とは、ストレスが原因となって情緒不安定になったり、稀に問題行動をとったりすることがあります。そのため、社会生活の中で十分に適応できないものと定義されています。また、ストレスの原因は人によって違いますが、発端となる出来事が起きて1か月以内に症状が出て、6か月以上は継続しないものと考えられています。ただし、ストレスの原因となる出来事が慢性的に続く状態に置かれると、必然的に症状が続くことになるでしょう。主な症状には、不安や怒りを感じやすく、ストレスのある状態で計画的・継続的に行動することが難しくなります。行動面で起こる症状には、過度の飲酒や無謀な運転などが挙げられています。不安な状態が続いていると、多汗になったりめまいを感じたりする人もいるでしょう。このような症状は、うつ病にもみられるので区別が難しいと言われています。適応障害と診断を受けた人のうち40%程度の人が、5年経過してうつ病と病名が変わっていると報告されています。そのため、適応の障害はうつ病と診断される前のステップになっている可能性が指摘されています。不眠は、適応障害にもうつ病にも共通する症状で、2週間以上続くと、鬱病と診断されることが多いです。適応障害やうつ病は、精神科や心療内科での治療がメインです。心療内科は入院施設を持たないところが多く、ストレスの原因から離れた入院治療が必要なときは、入院施設のある精神科へ移動する可能性があります。認知行動療法を用いて、適応力をあげると問題の解決がスムーズになる人もいます。この認知行動療法も、適応障害だけでなくうつ病に用いられる治療法の1つです。治療での大きな違いは、うつ病は身体に出ている症状に投薬で対応する対処療法も有効ですが、適応障害の場合は投薬より行動療法やカウンセリング、患者の環境を整えることが中心になるところでしょう。考え方や相手の言動の受け取り方を見直すことによって、今後は適応障害の反応が減少する可能性が高いので、投薬よりも有効な手段だと考えられています。治療におけるアプローチの違いも、うつ病と適応障害の相違を理解することに役立ちます。自己診断をするなら、仕事がストレスの原因の場合、出勤する日に症状があり休みの日は症状がないと適応障害、出勤や休みに関わらず症状があるとうつ病と分けて考える方法があります。

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